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2006年11月 6日 (月曜日)

おねしょの名人

『おねしょの名人』
山田真・柳生弦一郎
福音館書店

Oneshonomeijin


ぼくたちこどもが「おねしょ」をするのは
ふつうのことなんだってさあ

と、本の表紙にかいてありますね。
おねしょってどうしてするのかな、
おねしょをする子としない子がいるのは
どうしてかな。
ひょっとして、今これをよんでいる中にも
「ぼく、もう小学生なんだけどおねしょしちゃうんだー」
と思っている人がいるかもしれませんね。
ベランダにまあるい地図のついたふとんが
ほされるのははずかしいな、とかね。

でも、この本をよんだらもうへいき。
お医者さまの山田せんせいが
おしっこのこと、おねしょのこと、
くわしくおしえてくれるから。
そして「だいじょうぶだよ」といってくれます。

これからは、
もしおねしょをしてしかられても、
「ぼくはおねしょの名人なんだよ!」って
むねをはっていってください。
今日はこんなにすごいおねしょ地図を
ふとんにかいたんだぞってね。

それでいいんだよ。


●○●大人の方へ●○●
待つという、治療

 子供というのは、よく風邪もひくし園や学校で感染症ももらってくるし喘息やアトピーなどの持病を持つ子もいるし、病気と隣り合わせにいる存在といえます。だからこそ、病気を「治さなきゃいけないもの」として考えるのか、それとも「適当に仲良くつきあうもの」と考えるかで、子供の暮らしやすさは随分違うのではないでしょうか。
 幸いにもうちの子供はものすごく丈夫で、風邪をひいてもすぐにケロリとしていたので、私もこんな呑気な考え方でいられるのかもしれません。苦しむ子供を目の前にした親の気持ちになってみろ、といわれそうです。でも、怪我や急性の病気はともかく、病気って自分の体から切り離そうとすればするほど大きな存在になってしまうし、治療もエスカレートしていきます。果ては体の大きい小さい、能力の早い遅いも親にとっては心配なもので、何かが少し遅れているだけで「うちの子、病気なんじゃないかしら」。結局、病気と健康の間に、はっきりした境界線などないのです。
 さて、おねしょというのは病気であるかどうか微妙なところですが、ホルモンの未発達という病気のひとつとしてとらえ、治療を施す小児科の先生もいるようです。でも、山田真先生はとりあえず6歳ぐらいまでは親の考えで治療をすべきではなく、本人に治したいという気持ちが芽生えてから治療を始めたらどうですか、というやり方をすすめています。おねしょのメカニズム、子供の成長過程におけるおねしょのデータなどをわかりやすく教えてもらうと、なるほど納得です。
 山田真先生の考えにふれると、すごくのびのびと安心した気持ちになれて、体のことだけではなく子育てそのものが楽に感じますが、「待つ」ということを治療とみなす考えも、そのひとつ。人の生命力、治癒力を信じて待つというのは副作用のない確かな治療であり、また子供にとって大人たちに待ってもらう時間は体だけでなく心も癒す薬なんだということを、絵本からじゅうぶんに感じることができるでしょう。
 柳生弦一郎さんの、子供の生命力みたいなものにドーンとぶつかっていくようなダイナミックな絵と手書き文字もとっても楽しいです。このお二人のコンビで、からだに関する絵本がたくさん出ていますが、すべて紹介したいぐらい素晴らしいものです。

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コメント

このシリーズの、はなのあなのはなし。かさぶたくん。もってます^^子供達大好きな絵本で、何度も読みましたよ~
そうそうおねしょは・・したっていいのです^^v

投稿: harugenhaha | 2006年12月 4日 (月曜日) 午前 11時59分

コメントありがとう。私が子供の頃は兄弟3人ともおねしょしてたので、自分の子供が全然おねしょをしないのに驚きました。やっぱり個人差があるんだな~って思いましたよ。

投稿: かおるん | 2006年12月 5日 (火曜日) 午前 09時09分

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